BLANK

千日を重ね、千年愛される家具へ。

面倒の向こう側。

今日は午前中にSTACKING STOOLを4脚納品。

工房に戻り、TV BOARDとSIDE TABLEの仕上げ。

油分を多く含むチークは独特のスリッピーな木肌を持ち、比重の近い他の広葉樹と同じようなホゾの嵌め合い調整とはならないので、まずは身体に染みついているいつもの感覚をリセット。

念を入れてチークのテストピースで組んで手に感覚を覚えさせてから、慎重に確実に。

 

また鉋や鑿などの刃物による切削加工は容易だが、一削りごとにどんどん切れが止んでいく面倒な相手。

…欲しいモノは毎回ながら、面倒の向こう側に在るなぁと。

もうすぐ完成。

この上にテレビを乗せるのがもったいない。笑